Anthropic、Coworkを発表:ターミナル不要で誰でも使えるClaude Code
Anthropicが新機能Coworkを発表した。「Claude Code for the rest of your work(仕事のためのClaude Code)」と位置づけられ、macOSのMaxサブスクライバー向けにリサーチプレビューとして提供開始。
Coworkとは
CoworkはClaude Desktop macOSアプリに組み込まれた機能で、コマンドライン知識なしでClaude Codeの機能を利用できる。ユーザーはClaudeにファイルの読み取り・編集・作成を許可するフォルダを指定し、通常のチャットインターフェースで操作する。
主な特徴
- フォルダベースのアクセス: 特定フォルダへのファイル操作権限を付与
- ターミナル不要: 使い慣れたチャットインターフェースで操作
- 同じ基盤技術: Claude Code と同じClaude Agent SDK上に構築
- サンドボックス環境: セキュリティのための簡単なアクセス管理
開発秘話:Claude Codeで構築
Anthropicエンジニアの Boris Cherny氏によると、チームはCowork機能全体を約1週間半で、主にClaude Code自体を使って開発したという。インスピレーションの源は、開発者がClaude Codeを非コーディングタスクに使っているのを観察したことだった。
「ユーザーはコーディングツールをコーディング以外の作業に強制的に使っていた」とCherny氏は述べ、より汎用的なエージェントツールへの需要を明らかにした。
開発者ツールに隠れた汎用エージェント
テック評論家のSimon Willison氏は、Claude Codeは常に「開発者ツールに偽装した汎用エージェント」だったと指摘。Coworkはその偽装を取り除き、技術的な障壁なしに同じエージェント機能を提供する。
Willison氏は「GeminiとOpenAIがこのカテゴリで独自のサービスを提供しなければ、非常に驚く」と予測している。
利用可能状況
- 現在のアクセス: Maxサブスクライバー(月額$100または$200プラン)
- プラットフォーム: macOSのみ(Claude Desktopアプリ経由)
- ステータス: リサーチプレビュー
- その他のユーザー: ウェイトリストに参加可能
競争への影響
このローンチにより、Anthropicは会話AIでOpenAIやGoogleと競争するだけでなく、生産性ツール市場でMicrosoftのCopilotとも競争することになる。Microsoftは約3年間Copilotを推進してきたが採用は限定的だった。開発者に愛されるツールから進化するAnthropicのアプローチは優位性をもたらす可能性がある。
安全性への配慮
Anthropicはドキュメントで「これらのリスクはCoworkで新しいものではないが、シンプルな会話を超えた高度なツールを初めて使うことになるかもしれない」と注意喚起している。
フォルダベースの権限システムは、AIがアクセスできるファイルを制限する明確なセキュリティ境界を提供する。