Anthropic、評価額3500億ドルで100億ドルの資金調達へ
Claudeを開発するAI安全性企業Anthropicは、評価額3500億ドルで100億ドルの大型資金調達のタームシートに署名しました。わずか3ヶ月前と比較して評価額がほぼ倍増する形となります。
急速な評価額の成長
Anthropicは2025年末に1830億ドルの評価額で130億ドルのシリーズFラウンドを実施したばかりです。今回のラウンドはわずか1四半期で91%の評価額上昇を示しており、AI分野における激しい競争と投資家の強い関心を反映しています。
リード投資家
今回の資金調達はCoatue Managementとシンガポールの政府系ファンドGICが主導します。両社ともAI分野で重要なポートフォリオを持つ確立されたテクノロジー投資家です。
「より少ないリソースでより多くを」戦略
Anthropic本社では、社長兼共同創業者のダニエラ・アモデイ氏が「Do more with less(より少ないリソースでより多くを)」というフレーズを経営原則として繰り返し強調しています。
CNBCのインタビューでアモデイ氏は次のように語りました。「Anthropicは常に、コンピューティングリソースと資本の面で競合他社のごく一部しか持っていませんでした。それでも過去数年間の大部分において、一貫して最も強力で最もパフォーマンスの高いモデルを提供してきました。」
この哲学は、最大のラボとその支援者がスケールを運命として扱うシリコンバレーの支配的な考え方に直接挑戦するものです。
エンタープライズでの勢い
今回の資金調達は、Anthropicがエンタープライズ分野での展開を拡大し続ける中でのものです。同社は最近、2026年最初のエンタープライズ契約としてAllianzとの提携を発表しました。この提携にはカスタムAIエージェントの構築と全従業員へのClaude Codeアクセスの提供が含まれます。
Claude Codeの開発者からの評価
エンジニアリングコミュニティではClaude Codeが話題となっています。GoogleのプリンシパルエンジニアであるJaana Dogan氏は、Claude Codeがわずか1時間で分散エージェントオーケストレーションシステムを生成したと報告しています。これはGoogleが昨年から取り組んでいた課題でした。
大手テック企業のエンジニアからのこのような評価は、AI競争においてAnthropicの地位を強化しており、これがGoogleとOpenAIの二項対立ではないことを示しています。