Google、Gemini 3 Flashを全世界展開
Googleは12月17日、効率性を重視した新AIモデル「Gemini 3 Flash」を発表しました。11月18日にリリースされたGemini 3 Proの高度な推論能力を維持しながら、大幅な高速化と低コスト化を実現しています。
Gemini 2.5 Proを超える性能
Googleによると、Gemini 3 Flashは前世代のフラッグシップモデルであるGemini 2.5 Proを上回る性能を発揮しながら、3倍の速度で動作します。これにより、コスト効率が大幅に向上しています。
GPT-5.2との比較
ベンチマークテストでは、Gemini 3 FlashはOpenAIのGPT-5.2と互角の結果を示しています。特に注目すべき点として:
- Humanity’s Last Exam: ツール未使用時、GPT-5.2との差はわずか1%ポイント未満
- 複数のベンチマーク: 一部のテストではGPT-5.2を上回る結果も
Geminiアプリのデフォルトモデルに
Gemini 3 FlashはGeminiアプリ(ウェブ版・モバイル版)のデフォルトモデルとして全世界に展開されます。これまでのGemini 2.5 Flashを置き換える形となります。
また、Google検索のAIモードでもデフォルトモデルとして採用され、Gemini 3 ProおよびNano Banana Proと共に利用可能になります。
主な特徴
マルチモーダル推論
動画、画像、音声、テキストを分析し、コンテンツを生成する能力を備えています。例えば、複数の動画や画像から数秒で計画を作成することが可能です。
開発者向け提供
- Google AI StudioとGemini CLIで利用可能
- Vertex AIとGemini Enterpriseを通じて企業向けにも提供
- JetBrains、Figma、Cursor、Harvey、Latitudeなどがすでに採用
OpenAIへの「コードレッド」対抗
Gemini 3 ProのリリースはOpenAI内で「コードレッド」を引き起こし、GPT-5.2の緊急リリースにつながったと報じられています。今回のFlashモデルは、AIの覇権争いをさらに加速させることになりそうです。