DealBook SummitでAIバブルの懸念を表明
AnthropicのCEO Dario Amodei氏は、2025年12月4日に開催されたNew York Times DealBook Summitで、AI業界がバブル状態にあるのではないかという懸念について率直に語りました。
競合他社への厳しい指摘
Amodei氏は、AI企業がお互いに、そして権威主義的な敵対国(中国を指すと見られる)と競争するためにリスクを取る必要があると認めつつも、「そのリスクをうまく管理できていない、賢明でないリスクを取っている」プレイヤーがいると指摘しました。
特に、「YOLOしたい」「大きな数字が好き」な人について言及し、これはOpenAIのCEO Sam Altman氏を暗に批判したものと見られています。
「コードレッド」は不要
今週、OpenAIのCEO Sam Altman氏がGoogleのGemini 3発表を受けて社内で「コードレッド」を宣言したとの報道がある中、Amodei氏は「我々はコードレッドを出す必要がない」と述べました。
「我々は少し特権的な立場にある。成長を続け、モデル開発を続けるだけでいい」
Anthropicは消費者向けよりも企業向けにサービスを提供しているため、競争圧力が相対的に低いと説明しました。
驚異的な成長率
Amodei氏は、Anthropicの収益が過去3年間で毎年10倍に成長していることを明かしました:
- 2023年:ゼロから1億ドル
- 2024年:1億ドルから10億ドル
- 2025年末:80〜100億ドルの見込み
チップ価格下落のリスク
AIバブルについて、Amodei氏は具体的なリスクとして、新しいチップがより速く安価になることで、古いチップの価値が下がる可能性を挙げました。過度にリスクを取った企業は、自らを過剰に拡大させてしまう可能性があると警告しています。
今後の展開
Anthropicは現在、コーディングを中心としたエンタープライズ市場で強みを発揮していますが、金融、バイオメディカル、小売、エネルギー分野への展開も視野に入れているとのことです。